ユミソン 作品説明と経歴書             
現代美術家・インスタレーションアートという、物語的な空間を作っています。
                                     
 
 
  経歴書 <展覧会のキロク>
 主な作品
■パフォーマンス
■インスタレーション・ビデオ・平面・WEB
■インタラクティブ
うまれっぱなし!
作品の簡単な解説
「しるし」    ▲TOP

自分の腕に、火で熱した針金で焼印を入れました。皮膚がジュっと音を立てて、カツオブシのように踊りました。思いっきり叫びました。無支配を意味するアナーキーのAです。自分以外にどこにもいかない。自分の道を歩くということを示した、私以外の観客は一人しかいなかった超個人的なパフォーマンス。若者によくある行動かもしれません。しかしこれらのパフォーマンスは人間にとって不可欠でもあります。ゆきすぎて入院した時も、コレもカアチャンに超怒られた!そんな家族のやり取りもパフォオマンスなの…と言い訳。心配かけてごめんなさい。
●写真:パフォーマンス直後の腕部分

「バベルの塔」1994.3    ▲TOP
作品として認識した一番最初のもの。建築学科の卒業制作…ですが、学校は中退です。ははは。
建築とは人間とは…!を思い込みすぎて、図書館を作る予定が、バベルの塔に。
闇の中、二重螺旋の塔を昇り続けることにより、五感を剥ぎ取った時に現れる感覚を探そうとした装置。
(卒業制作以外どんな課題であれ、学生時代の作品は全部、コンセプトは「なくしたカケラ」でした。)
「絵本」1997.02.    ▲TOP

1995年ごろから、簡単なドローイングにそれっぽい格言みたいな言葉を乗せた、痛々しい作品を作ってwebにアップしていました。
時には退廃的。95年から97年までのそれらの作品は、頭でっかちの鼻水とヨダレと体液でできています。
この展示は唯一、貸し画廊でお金を払いました。簡単に貸し画廊で二度とやるまいという事が勉強できました。

「WIGGER」1999.08.    ▲TOP

青山共存で行われた、webとアニメーションとパフォーマンスの展覧会のためのWEB作品。ゲーム形式。蚊になることを夢見て、星に会いにいくボウフラをクリックすることで助けてゆく物語。簡単なHTMLだけで、物語・時間軸・操作の難易度を構成したので、一部HTMLマニアの間で話題に。デバックもしてくれていました。英語版もあったのでいつの間にか何処かのサイトに何か3位になって紹介されていたので英語圏(ほぼアメリカ)からのアクセスが異常に多かったです。女性作家を集めたレクチャーに参加。
●写真:ゲーム画面部分 

「ブタとチョウ」1998.05.    ▲TOP

楽しい歌のビビデバビデブーのメロディーでイジメの替え歌「やめて、よして、さわらないで、あかがつくから…」と幼い頃、歌っていました。女子はいつでも可愛らしさをまとう術を持ってます。言葉や意味、雰囲気を簡単にスライドさせることができます。自分でも気が付かずにするその行為を10人前後の乙女達のパフォーマンス作品に昇華しました。
「形容と内容の容易ならざる関係は、浅すぎて深すぎて、埋められずにいる」というのが本来のタイトルですが、長ったらしいのでモチーフに使用している「ブタとチョウ」にしました。 写真は03年にリーディング作品にした時のもの。
●写真:高橋華子 場所:RICE+ 

「over*formless」2003.07.    ▲TOP

02年から04年までの連作のインタラクティブ作品。一番おおがかりだった2つ目。
目に見えているものと頭の中の物との境界線を探ろうとしました。何枚もの薄い布で仕切られた空間の突き当たりにはホログラフのようにぼやけた立体映像。ベッドに横たわると、自分の動きで映像と音が変化する。残像と残響と見えている世界を認識の向こう側で感じれるような仕掛け。ワークショップも行いました。
●写真:映像部分

「万華鏡」2004.09    ▲TOP

02年から04年までの連作のインタラクティブ作品。3つ目。
目に見えているものと頭の中の物との境界線を探ろうとしました。薄い布に映し出されたお寺の風景の映像を見ようと近づくと、万華鏡の中に入り込んだ自分がコチラ側に迫ってくるように映し出されます。景色と自分と鏡面の世界をまぜこぜにしてみました。
●写真:護国院 大黒天 能楽堂

「私を不安にさせたり安心させるものたち」2003.09.    ▲TOP

コインランドリー・街のガチャガチャ・web・五つの引き出しを見る装置、でつながっている作品。具体的な悩みではない悩みをかかえたまま突然、短い一人旅に出てしまったときの状況ではなく、心情を作品にしようと試みました。コインランドリーの床面に、私がクラシックを聞くきっかけになったバッハの平均律の楽譜が書かれています。現実の空気の振動としては、コインランドリーのミニマルな騒音しか感じられません。
●写真:コインランドリー床面
■「読売新聞」佐々木紀明さんによる写真と記事。

「EMOTIONAL LANDSCAPE」2004.09.    ▲TOP

始まり、すぐに終わる。季節が何度も繰り返す。ただ、元には戻れぬと、つぶやいて………で、始まるリーディングパフォーマンスと、お寺の能楽堂を使用したインスタレーション。リーディングはミュージシャン、王x児x狼x(オウジロウ)とコラボレーション。周らない地球にあざ笑られながも、知らないうちに年をとりながらも、生きるという道の上しか歩いていない私達を描いた作品。私の作品にはめずらしく、カラフルな色を意識的に多用しました。ミニ本形式の作品も初制作。
●写真:能楽堂の展示の部分。

「小さいクマ」2005.09.    ▲TOP

小さいクマの左肩には、大体の場合は小さい楽器が乗っています………で始まる物語形式のインスタレーション。なんとなく思い立って、旅したチェコで手に入れた、木で作られた小さいクマが、私に見せてくれた世界を書きとめて作品にしました。長くゆっくりと世界に入るような装置にするために、絵本の形式にしました。上野の展示では銭湯のコインランドリー・SCAI THE BATHHOUSEのデッキ・古書ほうろうの三カ所に小さい箱庭のようなボックス設置と森をぶら下げてあります。切り取られた絵本のページを集め、絵本を自分で組み立てる仕掛け。
●写真:箱庭の部分。
■雑誌「東京ウォーカー」嶌村優さんによる写真と記事。
■NHK「首都圏ネットワーク」作品紹介と短いインタビューが放映。ディレクター根津綾子さん。

「森森と物静かにして」    ▲TOP
私の頭に住んでいる黒いクモが私の髪を黒く黒く、長く長くする。………で、はじまる作品。モビールの森の中で、丸い虹がゆれ、足元で言葉が光る。
「月の光」2000.12    ▲TOP
月はニセモノだった。太陽の光を借りていた。大きく見えてはいたけれど、本当はとても小さかった。だから月は悲しかった………で、始まるリーディングパフォーマンスとして最初に制作した重要な作品。月と太陽という古典的なモチーフを扱い、童話のような世界で、人間の心理をやわらかく描写する。2004年にドローイングを制作。インスタレーション作品に変換しようと模索中。良い展覧会場も探し中!
●写真:ドローイングの一部。
「トビとトカゲ」2001.    ▲TOP
光の加減で七色に光る、緑のトカゲは水辺のそばにいた。緑ゆたかではないが、確かにその世界は存在していた………で、始まるリーディングパフォーマンス。生きることの「意味」のなさを探ろうとしている作品。
●写真:竹田直樹 場所:諏方神社.02年9月
■DNP「artscape」村田真さんによるレビュー
■雑誌「ソトコト」竹田直樹さんによる写真とレビュー
「ファンタオレンジ」    ▲TOP
少しずつ、少しずつ、少しずつ。少しずつ抜けられない罠のように私を閉じ込める。朝に生まれた。生まれた日の事は………で、始まるリーディングパフォーマンス。幼少期から、現在までの時間が広がったり閉じたりしながらも、つながっていることを確認した作品。
●写真:01年、本行寺での設置風景。
■雑誌「東京ウォーカー」に写真と記事。
■ベンガル人向けの日本文化紹介webと雑誌(文字が読めない!)に写真とレビュー。
「言葉color」    ▲TOP
赤、橙、黄橙、黄色、黄緑 ………で、始まるリーディングパフォーマンス。色の輪や、百人一首、しりとり歌など、自分の知っている言葉をドンドンつなげて、ぐるぐる回していく作品。
●写真:護国院・大黒天でのライブ風景。
「五十音」    ▲TOP
あいうえおかきくけこ………で、始まるリーディングパフォーマンス。日本で生まれ育ち、言葉を作品の題材にしている私が、日本語の基礎である五十音を知らない事実を隠していた事を露呈した作品。
「9才の私」    ▲TOP
私は小さい子供だったけど、全てを知っていた。直観力には間違えがない。なぜなら間違うという事を知らないから………で、始まるリーディングパフォーマンス。何度も夢で見、体感したように感じる記憶を書き留めた作品。この作品のために作った曲をベルギーのレーベルR&SのBOB氏にほめられました。わーい!
「父」    ▲TOP
ほこりを持てといい続けた、あなたの言葉は私にではなく、自分自身に。この集団の中で………で、始まるリーディングパフォーマンス。「ほこりを持て」が口癖だった父とほこりを持てなかった私との関係を描くことにより自分の生きるべき方法を模索した作品。親族(弟)の前でこのパフォーマンスをしたのは重要な体験でした。
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